確定申告 etaxのケース

1. 所得税の確定申告が必要な「3つの主要ケース」

日本の税制では、会社員(給与所得者)の多くは「年末調整」で納税が完結しますが、個人で申告が必要なケースは主に以下の3つに大別されます。

① 申告の義務があるケース(納税が必要)

法律により、必ず申告しなければならないケースです。

  • 個人事業主・フリーランス: 1年間の事業所得から諸控除を引き、残額がある場合。
  • 副業所得が20万円を超える会社員: 本業以外の所得(雑所得・不動産所得など)が年間20万円を超えた場合。
  • 給与収入が2,000万円を超える人: 年末調整の対象外となるため、自ら申告が必要です。
  • 2箇所以上から給与をもらっている人: 副次的な給与が20万円を超える場合など。
  • 公的年金等の受給者: 年金受給額が一定額(400万円)を超え、かつ他の所得が20万円を超える場合。

② 申告することで得をするケース(還付申告)

義務ではありませんが、申告によって納めすぎた税金が戻ってくる(還付)ケースです。

  • 医療費控除: 年間の医療費が10万円(所得によってはそれ以下)を超えた場合。
  • ふるさと納税: 「ワンストップ特例」を利用しなかった、あるいは6自治体以上に寄附をした場合。
  • 住宅ローン控除(1年目): 初年度のみ確定申告が必須です(2年目以降は年末調整が可能)。
  • 年の途中で退職した人: 再就職せずに年末調整を受けていない場合、源泉徴収された税金が戻る可能性が高いです。

③ 2026年(令和7年分)特有の注目ケース

2026年提出分からは税制改正により、「基礎控除」が大幅に引き上げられています(最大95万円)。これにより、これまで納税が必要だった層でも、申告によって非課税になったり、還付額が増えたりするケースが発生します。


2. e-Tax(電子申告)を利用する圧倒的なメリット

現在、税務署へ足を運ぶスタイルから、スマートフォンやPCを使った「e-Tax」へ主流が移っています。主なメリットは以下の5点です。

メリット1:青色申告特別控除が「最高額」になる

個人事業主にとって最大のメリットです。青色申告者は、e-Taxを利用することで65万円の控除が受けられます。紙で提出すると55万円に減額されてしまうため、電子申告をするだけで10万円分、経費を上乗せしたのと同じ節税効果が得られます。

メリット2:自宅で24時間、いつでも完結

税務署の開庁時間に合わせる必要はありません。深夜でも休日でも、ネット環境があれば自宅から送信可能です。特に2026年からは、iPhoneのマイナンバーカード機能が強化され、スマホ一台での操作性がさらに向上しています。

メリット3:還付金の入金がスピーディー

紙の申告書を郵送・持参した場合、還付金の入金まで1ヶ月〜1ヶ月半ほどかかります。一方、e-Taxであれば3週間程度(早い時期ならそれ以下)で還付されます。「早く現金を受け取りたい」という方には非常に大きなメリットです。

メリット4:添付書類の提出を省略できる

源泉徴収票や医療費の領収書、生命保険料控除の証明書などは、e-Taxであれば記載内容を入力して送信するだけで、原本の提出や提示を省略できます(※5年間の保存義務はあります)。マイナポータル連携を使えば、これらのデータが自動入力されるため、入力ミスも防げます。

メリット5:事務負担の軽減と正確性

会計ソフト(freeeやマネーフォワードなど)を使っている場合、データをそのままe-Taxへ連携できます。手書きの転記ミスや計算ミスが物理的に発生しなくなるため、税務調査のリスクを減らすことにも繋がります。


3. まとめ:2026年の確定申告に向けて

確定申告は、単なる「納税」だけでなく「自分の所得を守る(還付)」ための重要な手段です。

  • 会社員の方: 副業、医療費、ふるさと納税があるなら迷わず申告を検討しましょう。
  • 個人事業主の方: 65万円控除を受けるために、必ずe-Taxを選択しましょう。

2026年の確定申告期間は 2月16日(月)から3月16日(月) です。期限ギリギリになるとサイトが混み合うため、早めの準備をおすすめします。


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